「可視光通信」 | thinkstep株式会社


「可視光通信」

発光ダイオード(LED)の発明に感謝している。理由は二つある。一つは、LEDのおかげでクリスマス、年末シーズンが華やかに飾りつけられるという幸せ感覚。もう一つは照明素子のはずが通信技術として可視光通信の扉を開いてくれた底力と未来感覚。電波に変わる通信方法に、私はゾクッとする。

 

電機会社などが参加する可視光通信コンソーシアムのグループが、駅や街中にある看板に取り付けられたLED1秒間に400万回の速さで点滅させ、携帯の赤外線受光部から情報を取り込む新技術を開発した。携帯電話会社と協力し4年後をメドに実用化を目指すという。駅の看板から広告の詳しい情報を得ることができる。

 

NTT東日本は「可視光通信技術」を使った業務用の音声電話システムを群馬県内の3ヵ所の電話局に試験導入した。機械室内のLED照明を高速で点滅させて、作業員が頭に装着した光センサー内臓のヘッドセットに音声信号を送信する。作業員は遠隔の監視拠点にいるオペレーターの指示を受けながら、通信機の修理や部品交換などの作業を進められる。

 

可視光通信技術では、LEDは消費電力が少ないため、環境負荷も低減できる可能性がある。光の届く範囲でしか通信できないのでローカルな通信となるが、ローカルという特徴が好まれる場合もあるだろう。車のライトはLEDに変わってきているので、すでに自動車会社では車-車間通信も研究しているのだろうと思う。多分、研究しているでしょう。LEDという一つのデバイスから可視光通信という夢が広がる。日本中が蛍のようにチカチカしながら情報が広がっていくなんていうのはロマンチックでもある。

 

何か優れた技術があると、それに触発されて、あるいは、それを応用して大きく状況が変わる。優れた技術の「正」の循環。優れた環境技術を育てていきたい。LED、太陽光発電、バイオ燃料/新素材、新型バッテリー等々身の回りにはいろいろな環境技術が世の中には転がっている。

私は、その環境技術がより洗練され、効率よく技術の真髄が発揮されるよう、微力ながらお手伝いできないかと願っている。(L