「桜の季節」 | thinkstep株式会社


「桜の季節」

ポツリポツリと咲いてきた。桜が咲いてきた。4月の満開が待ち遠しい。淡いピンクの光を辺りに撒き散らしてくれる。そしてしっとりとした花びらがひらひらと舞いながら落ちてくる。この時期、思いっきり桜の生命力に浸ることにしている。

桜の季節に卒業式や入学式がある。誰にとっても過去を振り返り、これから先の夢を持つのに桜は格好の材料にもなっているのではないか。私にとっても大切な季節だ。

アメリカで、アースデイ(Earth Day)という記念日を知ったのは1900年頃だった。一人の合衆国上院議員が1970422日に環境問題についての討論集会を開催することを呼びかけたのがきっかけで、環境問題を考える記念日としてアメリカでは定着してきた。企業は自然派をアッピールしようと記念のパンフレットやグッズを配布していた。私は田舎育ちで自然が好きだったし、当時のアメリカの住宅街は公園のように見えて、こんな風に自然を大切にしなければいけないのだと思っていた。だから、この記念日にいたく感激した記憶がある。

アースデイを知って、一層“環境”に関心を持ったけれど、知れば知るほど幅広い人間活動を含んでいることに気が付いた。自分はどのようにして焦点を絞っていけばよいのだろう。そんな悩みを抱えていたとき、LCA(ライフサイクルアセスメント)を知った。環境を心で理解するだけでなく、科学的手法によるデータの積み上げによって課題のポイントを突きとめ、評価し、改善して行くという考え方だ。LCAは現在の私の軸となっている。

徳川吉宗は御殿山、飛鳥山など江戸市中に大量の桜を植樹し、庶民の大きな娯楽として現代に通じる花見のスタイルを確立したという。ありがたいことだ。仲間で一緒に飲み食いできる自然の中のパーティーを日本に定着させてくれた。桜の季節が日本の“アースデイ”かも知れない。桜の花びらをみるだけで自然を思うから。

ポツリポツリと降ってきた。適当なお湿りだ。桜のつぼみも大きく膨らんで、また一歩満開に近づくことだろう。そして、今年も桜の生命力に浸ってLCAを考えてみる。(L

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    私の住んでいる地方では、もうじき満開という状況です。今日は雨で少し寂しそうでしたが、その美しい姿を車窓から眺めることができました。

    桜の咲く頃は、卒業や転勤等に時期に当たりますので、出会いや別れの思い出と重なり、心に深く刻れます。昨年の今頃、30年間住んでいた首都圏から地方に転居しましたが、咲き揃った桜が見送ってくれました。

    桜は、冬の間は、その存在も忘れてしまう程、ひっそりとしていますが、春になって突然開花し、そしてあっと言う間に散ってしまいます。その潔さに心が打たれます。短いからこそ一層感動を与えるのでしょうね。

    桜は繊細ですので、地球温暖化で気候変動が起これば、咲かないという事態もあり得るのかもしれません。そんなことが起こらないよう願うばかりです。我々人類が桜に恩返ししなければなりませんね。

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