「日本のスマホ」 | thinkstep株式会社


「日本のスマホ」

パナソニックと神戸大学は、毛筆の細かな筆遣いをタッチパネル上で再現する技術を開発したという。これは、私が待っていた技術に近いのではないか?心が落ち着かない。

スケッチの腕を上げたいと思っている。今のところ本格的にのめり込むほどではないけれど、ちょっとした田舎の風景などを鉛筆で書くのは好きだ。鉛筆のかすれや濃淡にその景色への思いが込められていていい思い出になる。鉛筆スケッチを発展させて書道などに使う筆を使ったスケッチを心の内で最終到達目標にしている。筆勢、太さ細さ、かすれ、そして滲みなどを使って、スケッチに仕立て上げたい。

筆の繊細な表現力がいいのだ。軟らかい線で人物や景色が洒脱に描けないだろうか。そのわきに筆で説明が付けられないだろうか。

今回の記事の「筆遣い再現技術」はタブレット端末やスマートフォン ( スマホ ) に採用すれば、墨汁や半紙など使わずに書画を書いて持ち歩けると紹介されている。実物を私は見ているわけでもないので、その再現の品質がどの程度か分からない。穂先が振れた場所を電気信号として検出し、筆先にかかる力の強弱を細かく検知するという。「とめ、はね、はらいだけでなく、文字の濃淡やかすれなどを再現できる」。

まだ商品化は考えていないということなので、一つだけ将来のユーザーとして開発者にお願いしておきたい。「筆が躊躇して止まっている時和紙に墨が滲む状態」まで表現できないでしょうか?(もし実現しているのならお許しください。)墨が滲むあの時間は、とても大切だと思っています。滲みは次の行動への決意の証のようなものと感じています。

LCA のレポートを読んでいても、途中で力の入っている部分に気付くことがあります。ここがレポートの滲みです。滲みに隠された解析者の思いと価値観が分かり、解析者の眼力を感じ、顔が見えてきます。

通話と毛筆伝達 ( 手書き画像伝達 ) ができるスマホ。「日本のスマホ」が誕生しないだろうか。お年寄りに人気が出そうな気がします。( L

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    「滲みは次の行動への決意の証のようなもの」ですか、深いですね。墨が滲む時間が大切なものだとは考えたこともありませんでした。

    それにしても、スマホ等の技術の進展には目覚ましいものがありますね。文字の濃淡やかすれなどを再現できるとは。

    熟練した匠の技が高齢化により継承できなくなる、という話をよく聞きますが、これら技能・技術の伝承に有効に活用できるようになれば素晴らしいことですね。

    ただ微妙な手加減、さじ加減など匠の技には様々なノウハウが詰まっているので、これらを数値化して機械で再現するのは、とても難しいことなのでしょうね。

    少し話は違うかもしれませんが、将棋の世界では最近、一流のプロ棋士がコンピューターに破れる事態が発生しました。遂に機械が人間に対抗できるようになりつつあります。

    特殊な匠の技でも機械が再現できるような時代が来るかもしれません。そうなれば、また人間は機械の真似できない更なる高みを目指さなければなりませんね。

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