「庭には未来」 | thinkstep株式会社


「庭には未来」

 何気なく聞いていたテレビ番組「グレーテルのかまど」。スイーツのレシピ番組だ。ブドウパンを作るという設定だった。

 

 妻が時々見ている番組だが、たまたまバーネットという作家が書いた児童文学「秘密の花園」に出てくるブドウパンの作り方を面白おかしく説明しており、ブドウパンは私の好みでもあるので、何となく見てしまった。

 

 でき上がったブドウパンはいわばイギリス風おにぎりという感じがした。こんもりと塊となっているブドウパン。小粒のカラントという干しブドウが多すぎるほどパン生地に練り込まれていた。見た目は胡麻の代わりに干しブドウ、コメの代わりがパン生地、そして味はおにぎりと違ってほのかに甘いと思われる。

 

 「……花園」という作品は、わがままで孤独だった少女が入ってはいけないと言われていた荒れ放題の庭の一角で、枯葉の下に新芽を見つける。以来、庭園を復活させることに情熱を傾け、美しい風景に戻すことに成功した。その過程で精神的にも立ち直ったというストーリーらしい。自分はバーネットの著作を読んだこともなく、テレビから聞こえてきた話を適当に脚色しての理解だが、耳に残ったのはこの作者が残した「庭を持っている人は未来がある」というようなメッセージ(正確ではないかもしれません。)だ。

 

 バーネットがどのような根拠で言っているか知りませんが、私も同じように感じることはあって、庭の草を抜いている時も、まさにこれから“どのような植物が生えて来るのか”、“どのように成長するのか”という具合に、未来をいつも思い浮かべながら庭の手入れをしているからです。

 

 お客様とお話しさせていただくときも、実は私はいつも未来のことを考える癖があります。このようにしたら、きっと、社内で評価され、会社は他社に一歩先を行く活動ができるだろうと考えながら話してしまいます。突拍子もない発想で話していると気付いた時は、恥ずかしながら、徐々に正常な路線に話を戻すことを心掛けなくてはなりません。

 

 私にとって、お客様との会話が庭のようなものです。未来はそこから生まれます。(L)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    例の自然豊かなお庭ですね。マンション暮らしの私にとっては羨ましい限りです。

    そうかもしれませんね。「未来」を感じるのは、最先端の技術を目の当たりにした時よりも自然の中にいる時の方かもしれません。

    植物あっての動物ですから、植物に囲まれている時にリラックスしていろんなアイデアが浮かんでくるのかもしれませんね。

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