「はやぶさ2の挑戦」 | thinkstep株式会社


「はやぶさ2の挑戦」

 探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」への2度目の着陸に挑むとJAXAが発表した。1度目の着陸は成功だった。何とか2度目の着陸も成功することを祈っている。

 

 イソップの金の斧、銀の斧の話を思い浮かべる。木こりが泉のほとりで直面した状況は「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に着陸するのとは大分違うが、人が踏み込めない領域でのサンプル採取、宝物の回収という面では状況は似ている……と思っている。

 

 2月の着陸では46億年前から太陽光に晒され続けられていた表面の砂や石を採取した。次の着陸は、インパクターにより表面に作った人工クレーター周辺で、地中で眠り続けていた砂や石を採取するミッションだ。クレーター形成により埋もれていた部分が表に出てきている。それを地球に持ち帰って分析できれば生命の起源に迫れるかもしれない。太古の有機物や水の成分が地球の物に近ければ、……地球の生命はリュウグウのような小惑星の地球への衝突によって発生したという仮説を裏付ける材料となる。

 

 人知を詰め込んだ探査機なので、今回、リュウグウの“泉”から鉄の斧も、金の斧も、銀の斧も持ち帰ってもらいたい。

 

 JAXAから「はやぶさ2」の飛行に関する指示を出している。しかし、探査機の着陸・離陸などの細かい制御ははやぶさ2に組み込まれた「頭脳」が受け持っているようだ。宇宙で物体を動かす制御の正確さには感心する。リュウグウに到達する過程でも、地上への着地でもセンシング技術や情報の正しい判断スキルを基に物理の法則の下で動いている。完全に数式で支配される世界の正確さに……むしろあきれているぐらいだ。

 

 地上ではこれから自動運転の時代に突入しようとしている。自動運転でも物理の知識のほかに、情報の認識の精度がキーとなりそうだ。走行物体の制御技術という点でも探査機の技術とノウハウが自動運転技術に応用されることを期待している。自動運転技術のLCAでは状況のセンシングや周辺情報の判断/処理に向けた省エネ性をチェックするのかもしれない。それに悪意ある妨害電波からのプロテクションも必須だと聞いている。

 

 移動車両の自動運転はまもなく実現しそうだ。老若男女の役に立つと思います。(L)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    これまでも軍事や宇宙開発で培った技術が、民生に活用されてきたと思います。自動運転も今回の「はやぶさ2」での成果が活かされるとよいですね。

    世の中の全ての車が自動運転車になると事故は激減するのでしょうが、手動運転車と自動運転車が混在する期間がかなり続くと思いますので、その間はまだまだ交通事故も続くということですかね。

    最近は特に高齢者等による「アクセルとブレーキの踏み間違え」が多いので、車側での対策が急務だと感じています。車が判断して、アクセルを踏んでも発進しないようなシステムが組み込まれるケースも既にあり、有効なのでしょうが、踏み間違えの根本原因は、アクセルペダルとブレーキペダルが足下に並んで装備されていることではないかと考えます。

    そこで究極的な対策はアクセルペダルは足下に設置せず、例えばステアリングに設置する、即ちアクセルは腕(または指)で操作し、ブレーキは足で操作するというように完全に分けるというのは如何でしょうか。現在では、アクセルは電制スロットル方式が多いと思います(私の旧い愛車はワイヤーで引っ張る方式なのでNGですが・・・)ので可能かと考えます。

    いずれにしても人間はどんなに注意をしていてもミスをすることはあり得るので、何とか車側で対策できればと思っています。もちろん旧い車の私は、これからも可能な限り、今の愛車に乗り続けるので細心の注意を払い安全運転に心掛けていきます。

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