「再生可能エネルギー」 | thinkstep株式会社


「再生可能エネルギー」

 土日の朝、J-WAVE、普通の話と音楽で一日が始まる。このFM局では「毎月1日と祝日の放送時に使用する電力はグリーン電力を使用しています。」と宣言している。

 

 太陽光や風力、地熱、バイオマスなどの自然の力を利用して発電するエネルギーが再生可能エネルギーだ。石炭や石油などの化石燃料のように資源が枯渇する心配がない。さらに発電時に二酸化炭素(CO2)を排出しない。

 

 世界では企業に環境配慮を求める「ESG 投資」が広がっており、投資家から評価されるには再生エネの利用が欠かせない。米国でも、IT大手のデータの寡占が問題視される逆風の中、再生エネルギーの推進は企業イメージを改善する絶好のテーマでもあるため、大手IT企業は熱心である。

 

 日本では太陽光や風力発電の普及が進んでいると言われるが、実態は心もとない。太陽光パネルは中国製品が世界を席巻しているし、風力発電機では日本企業は生産から撤退すると伝えられている。日本に残された再生可能エネルギー技術分野は仮想発電(VPP:バーチャルパワープラント)技術だけかもしれない。

 

 仮想発電技術では、点在する小規模な再エネ発電や蓄電池、燃料電池等の設備と、電力の需要を管理するネットワーク・システムをまとめて制御する。複数の小規模発電設備やシステム等を、あたかも1つの発電所のようにまとめて機能させることから「仮想発電所」と呼ばれる。この技術で都市部でも原発クラスの発電量を誇る発電所を実現できる。

 

 言い換えれば、情報・通信技術を駆使したエネルギーマネジメント技術により統合制御する。1つ1つが小規模でも、束ねてマネジメントすることで大規模な発電設備に匹敵する仮想的な発電所となり、効率的に需給バランスを最適化させる技術でもある。

 

 モノづくりでは世界でライバルがどんどん出ている。日本が競争力を維持するには仮想発電所のマネジメント技術でも…頑張ってほしい……と思っている。

 

 関西電力は電力需給に合わせて植物工場の電力使用量を調整する実験を始める。(A)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    「再生可能エネルギー」の推進にたいへん期待していますし、国も推進していると思うのですが、いろんな課題があり、思うようには発展していかないように思います。

    今年の5月連休の頃でしょうか、九州電力は晴天&企業休みにより太陽光発電量が増え過ぎるとのことで系統への流入を休止しましたが、もう少し再生可能エネルギーを受け入れる体制を整えていただければと思います。

    再生可能エネルギーは石油などと違って日本国内の資産を活用できる訳ですから発展に期待したいですね。

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