「侵略的外来生物」 | thinkstep株式会社


「侵略的外来生物」

 影を潜めていた“ヒアリ”が10月に突然新聞紙上に再登場した。2017年に初めて発見され、駆除が叫ばれ、ある程度対応も取られているのかと思いきや、東京青海ふ頭でヒアリの生息が確認された。

 

 積み荷についてきたヒアリが目撃されたのではなく、ヒアリの巣が発見され、巣の中には繁殖可能な女王アリが50匹以上見つかったことからニュースになった。

 

 女王アリは羽根を持っているので、付近に拡散する恐れが高く、ある意味非常事態として対処する必要があるかもしれない。生まれは南米の熱帯・亜熱帯地域で世界中に船の積み荷やパレットについて拡散した。とにかく目の前の食料を貪り食うある意味品格に欠けた昆虫である。人間が噛まれると熱い火箸でつつかれたように衝撃的な痛みが走り、人によっては死に至るとも言われている。

 

 日本のアリとの大きな違いはその動きと攻撃性だという。巣を壊したときの反応が非常に素早く、また躊躇なく刺してくるともいう。他のアリと同様に雑食性が強く、昆虫や爬虫類の死骸、樹液、人間の食事のクズまで餌にしてしまう。恐ろしいことに、時にはネズミなど小型の哺乳類を集団で襲う姿も確認されているらしい。繁殖力や順応性の高さもあり、国際自然保護連合により世界の侵略的外来生物ワースト100にも選定されている。

 

先日駐車場の横にアリが土をこんもり高く積んでいるので、スコップで壊して平らにした。あの時も日本の黒いアリがたくさん飛び出してきて、防衛義勇軍が編成されたように思う。もしヒアリだったら、たちまち逆襲に会っているケースだ。

 

 港湾という国土の入り口で完全に撃退が難しいとしたらどうしたらよいのか。ワサビ成分がヒアリを撃退するとか、犬がヒアリの出す臭いをかぎ分けてくれるなどという話もあるが、なかなかコスパの良い撃退法が見つかっていない。

 

生物の襲撃という環境問題。マイクロゴジラのような獰猛さ。まさか地球温暖化が原因だと言わないでほしい。

 

 でも、ひょっとしたら……と疑う人もいる。すぐに、ヒアリの天敵を探そう。(A)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    ヒアリ等の小型生物は大型動物に比べ発見が難しいのでやっかいですね。蟻などは気づかない内に大規模に拡散してしまいそうなので対策が急がれますが、有効な対策があり得るのか心配です。

    これも地球温暖化が影響しているのでしょうか。南米の熱帯・亜熱帯地域が本来の生息域とすれば、日本の東京で越冬できたとなると温暖化の影響が否定できませんね。

    今の時代、外来生物の浸食は避けられないのかもしれませんが、本来の日本の姿を持続したいものですね。

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