「手書き地図」 | thinkstep株式会社


「手書き地図」

 趣味ではないが手書き地図を描くのが好きだ。特に、フリーハンドで道や大きな木や店などを書き込む街の地図が好きだ。エリアの中で自分用のランドマークを確認することができるし、自分の視点を認識できるところもよい。

 

 手書きの地図は旅行などに行った後、面白かったスポットや移動時間などを書き込むことで旅日記にもなる。後で何度も見返すことはしないが、書き込むという手の動きが記憶と結びついているように感じるのだ。記憶を何度も整理し結合するために書き込んでいるようなものだ。

 

 いわゆる“書き覚え”の一種である。

 

 高速道路のサービスエリアやインターチェンジ、他の高速道路とのジャンクションを記憶するのも大変なので、出発前に簡単な手書きの走行ルートと休憩場所を書いて、旅行取発前の大まかなルートを確認している。年のせいだと思うが、地図帳や画面の細かい字や細い線をたどりながら旅をするのが億劫になってきているのだ。

 

 小学生時代読んだスティーブンソンの児童文学「宝島」についていた宝島の地図。雑誌に載っているフグ料理食べ歩き地図。伊能忠敬の江戸時代の測量技術による日本地図。国土地理院が発行する精密な地図。自動運転用の地図。はやぶさ2が探査に使った小惑星「りゅうぐう」の地図。……など、地図には情報密度の薄いものから濃いものまである。

 

 手書き地図では自分好みのフィルターをかけて単純に仕上げることが大切だ。あまり欲張っていろいろな情報を積み重ねない方が良い、地図上には好みのスポットが示され、大方の距離感が感じ取ることができる。LCAでも手書き作業地図を利用している。スタートから完了までの作業マップを描いて、特に注意が必要な箇所には赤丸を付しておく。

 

 単純な経路が効率的だ。複雑な経路は頭が痛くなるだけだ。私としては、“手書きで書ける詳細”が落としどころとして納得できる「計画と実行の距離感」になっている。

 

 “手書き地図を書けない”ことは挑戦しない方がいい。……とさえ思っている。(L))

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    「手書き」は確かに記憶と密接に関連していると思います。以前勤めていた会社では、会議に出席し報告書作成することが多かったですが、ノートに書くこと、報告書を書くことで、書かずに出席する場合と比べて記憶に残ることを実感していました。

    地図も手書きが有効なのでしょうね。最近ではナビに頼るばかりなので地図だけで初めて行く目的地に辿り着けるかどうか、もう自信はないですね。

    目や頭だけでなく、手足も使うことが人間や動物では重要なことなのですね。

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