「はやぶさ2」 | thinkstep株式会社


「はやぶさ2」

 JAXAは「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」の探査を終えて、地球に向けて出発したことを11月末に発表した。12月3日にはメインエンジンであるイオンエンジンが正常に点火し、一路地球に向かっているという。

 

 2010年6月小惑星「イトカワ」から満身創痍の状態で戻ってきた「はやぶさ」の地球帰還は今でも覚えている。2014年12月3日H-IIAロケット26号機により「はやぶさ2」は打ち上げられたのだ。初代はやぶさの技術をさらにブラシアップして宇宙に飛び立った。

 

 「はやぶさ2」も無事に地球に戻ることを祈っている。

 

 2018年6月には「りゅうぐう」の上空に到達し、9月には小惑星上に着陸に備えての観測機器を投下。そして2019年2月に1回目の着陸し、表面の岩石採取に成功した。4月にはクレーターを作る実験を成功させ、7月には人工クレーターに着陸してクレーターの内部の物質のサンプル採取にも成功している。

 

 鉄腕アトムは人間と協調しながら行動する日本人の理想とするロボットだ。「はやぶさ2」はJAXAから次々出されるミッションを間違いなくこなしてくれた。「りゅうぐう」の地表に映る「はやぶさ2」の影は何とも骨ばって華奢な姿だっただけれど頼もしく、形は違うが鉄腕アトムにダブって見えた。……鉄腕アトム物語が十八番とする「人間とロボットがお互いに信頼し合い、得意分野で共通の目的に向かう」というストーリーにこの「はやぶさ2」活躍物語が当てはまるからだ。

 

 ロボットに違和感を持たない日本人は世界でも珍しい国民かもしれない。これからAI (人工知能)とかIoTとかが我々の生活に入ってくることが予想される。どのような社会になるのか心配している人も多い。鉄腕アトムのように“人間社会-技術領域の協調・補完関係から新しい価値を生み出すシステム”がこの日本で完成しないだろうか。ぜひ日本のユニークな文化として定着してほしい。

 

 鉄腕アトムが存在することを楽しんだ2019年だった。(A)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    これから益々「ロボット」の重要性・有用性が高くなっていくのだと思います。人間が行くのは危険な場所での作業から人間の友達として会話するロボットまで様々な用途で活躍していますね。

    ただSF小説や映画では、ロボットが人間を超えて人間を支配することが描かれることもありますね。こんなことが現実に起こり得るのでしょうか。

    いずれにしましても人間とロボットの有効な関係が、お互いがお互いを必要とする関係が続くと良いですね。

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