「サイバー空間」 | thinkstep株式会社


「サイバー空間」

 大手総合電機メーカーが大規模サイバー攻撃を受け、機密性の高い防衛関連、重要な社会インフラ関連に関する情報が広く流出した恐れがあるらしい。大変怖いことだ。

 

 早速、官房長官は「防衛装備品や電力関係など機微情報の流出はないと確認済みだと報告を受けた」と発表した。“機微”と言うのはかみ砕いて表現すれば「あまり知られたくないこと」のようだ。つまり「国や社会にとって不都合な機密は漏れていないと聞いている」と説明したのだ。

 

 古典的には外交文書や軍事情報を通信する際に昔から暗号が使われていたことは知っている。しかし最近はいわゆる技術進歩が速く、昔では存在しなかったような機密事項が生まれているため、企業間や国家間の競争がヒートアップしているに違いない。

 

 生活でいまだに不慣れなサイバー空間という概念も昔はなかった。そのサイバー空間で何者かが他人の努力の結晶や知的財産までも盗み取り、自分たちの前進の糧に応用しようとしている。道義的に許せるものではない。しかも、その何者かは素性が分からないように偽装している。

 

 現代では蓄積されたノウハウや成果物が財産とみなされる。農家に例えれば、おいしいコメを作るための栽培方法(ノウハウ)が価値を持つ時代なのだ。無形の情報も価値が認識されるようになってきた。コンピューターやコンピューターネットワーク上の仮想的な空間において、個人情報など新しい無形財の価値の収集と争奪が我々の身の回りでも始まっている。「くわばら、くわばら。……です。」

 

 LCA(ライフサイクルアセスメント)では主に自らデータを採取するフォアグランドデータと、信頼のおけるバックグランドデータを補完的に使用して、製品やシステム、サービスの一生における環境負荷を計算する。そして一つの価値が生まれる……しかし、価値があるほど、貴重な分析結果や分析に使ったLCAモデルはハッカー集団から狙われるかもしれない。一人ひとりが無形財産のセキュリティーに注意を払ってほしいと思います。

 

 サイバー空間は4次元で、3次元であり得ない隙間から襲われるかもしれません。(C)

コメント 1件

  1. skylineR31gts Says:

    今後もこのようなサイバー攻撃は繰り返されるのでしょうね。対策をすれば、それを破ろうとする「いたちごっこ」ですかね。

    このところ、明るいニュースがありません。早く収束して落ち着きを取り戻したいですね。こういう時こそ、世界がワンチームで対応しなければなりませんね。

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